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PINKLADY LIVE IN BUDOUKAN [album]

liveinbudoukan.jpgピンク・レディー栄光のステージといえる最後がこの武道館公演だったような・・そんな気のするアルバムです。
コレ以降PINKLADYのLIVE盤はさよなら公演まで発売されていません。

この78年武道館公演までのステージにみられた洋楽への意識は感じられず、あくまでもオリジナル曲中心でこれがピンク・レディーが世に送り出したヒット曲たちです!というひとつのブランドの誕生を前面に押し出しているように思います。

それまでダイナミックなステージでファンを魅了してきたミーとケイ。
聴き直すと、このステージではMCを含め全てがひとつの終わりを告げているような気さえするのです。(今だからこそ思うのですが)

まず、ストリングスのメドレーからオープニング。
最初の彼女たちが歌った曲が「星から来た二人」
コレ以外のステージでは必ず洋楽のノリのいい曲から始まっているわけですが、ピンク・レディー伝説を印象付ける構成です。
MCの後、デビュー曲「ペッパー警部」からなるヒット曲の応酬。
このライブ盤ではバックのサウンドもそれまでのステージと違いストリングスのアレンジに特徴があります。

先ほど書いた「星から来た二人」もイントロやアレンジにあの早引きが心地よさを手伝っているような気がします。
他の曲に関しても同じことが言えますが、サウンド自体に暖かさを感じますね。
それがもっとも分りやすく出されているのが「スクリーン・ディスコメドレー」です。
往年のザ・ピーナッツを彷彿とさせる構成ですが、ここでもやはりピンク・レディー流に染め上げているのが聴き所です。

僕は当時からこのメドレーが大好きで何度も何度も繰り返して聴いたものです。
ミーちゃんケイちゃんが歌がとても上手なのはこのメドレーを聴けば納得されるでしょう。
DVDでもこの武道館LIVEはご覧になれますが、このメドレーはやっぱり聴いて楽しむものなのだと再認識するはず。

最新曲が「カメレオン・アーミー」として収録されているところが時代の流れの中でひとつ区切りがついているように感じるのです。

翌年から本格化するアメリカ進出を目前に控えて、ピンク・レディーブームの終焉を予測したかのように感じる構成は、当時のスタッフからすれば、ひとつのターニング・ポイントだったのだと改めて感じる1枚です。
ラブ・カウントダウンの紹介も本作品中に発表されていますし、本当にこのLIVE以降、ピンク・レディーはブームではなくPINKLADYと新化していったのですから。

そんな78バイバイ・カーニバルのライブ盤について書いてみました。


ライブ・イン・武道館(紙ジャケット仕様)

ライブ・イン・武道館(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ピンク・レディー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2006/09/21
  • メディア: CD



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